「登れるようになってからマルチピッチルートへ行く」よりも、「マルチピッチルートへ行って、楽しかったらクライミングを続けた方が良い」
実はクライミングが上手い人は、こんな経験があるから長く続けられて、上手くなっているのです。
楽しい思いをしていなければ、クライミングみたいな怖いことを続けられないですから…。
そんな訳で、始めてのマルチピッチクライミング、あるいは気軽に易しめのマルチピッチクライミングを楽しんでいただく為に設定しているコースです。
以下のいずれかのルートに行きます。
(どちらに行くかはスケジュールでご確認ください)
春の戻り雪 4ピッチ、5.8
初めてのマルチピッチクライミングにお勧めですが、久しぶりのクライミングの方やマルチピッチクライミングのお浚いをしたい方、あるいはクライミングの楽しさを求める方に最適です。
比較的簡単なルートですが、景色が良いのでマルチピッチクライミングの楽しさを実感でます。
また、最終ピッチはクライミングで最も重要な動き、けり足と体のフリが出てくるので、そこでクライミングのレベルを上げるキッカケ、あるいは動きの楽しさを知ることになるはずです。
ガマルート 6ピッチ、5.9
初めてのマルチピッチにしては少し難しいかな?というレベルですが、ゲレンデでしっかりと登っている方には楽しめるルートです。
マルチピッチの楽しさだけでなく、下降で懸垂下降があるので、下降を含めたマルチピッチクライミング全体の流れが良く分かるコースです。
ルートはスラブ主体となり、1ピッチ目の重心を意識し手フリクションを創り出しての動きと、5ピッチ目のムーブを意識した動きがこれkらのクライングに役に立つはずです。
どちらのルートであっても、クライミングの楽しさが良く分かるルートで、今後のモチベーション維持、向上につながると思います。
マルチピッチクライミングルートの比較表 参考にしてください
更に、これらの事も経験として身につけられると思います。
全体を通じて解説書などからは解りにくい、マルチピッチのロープワークと、その流れを理解する。
マルチピッチ中で行う、確保、その解除、自己確保の取り方、ロープの手繰り返し、ギアの引き渡し、懸垂下降とそのバックアップ等。
余裕をもって登れる易しいルートを登り、その実践の中で、これら一連の流れを、まずはざっくり、総合的につかんでみましょう。
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