八ヶ岳、小淵沢に住む山岳ガイド、加藤美樹・久野弘龍が、ヨーロッパ・シャモニやドロミテ、国内の雪山、冬山、バックカントリースキー、夏山、登山・クライミング教室、ガイドを行っていま
す。国際山岳ガイド連盟・日本山岳ガイド協会所属

クライミングジム講習 ミキヤツ登山教室
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講習場所と時間 |
・ムーブ講習 「クライミングスタジオ カメロパルダリス」 「ロクボク」
開始時間 終了時間 4時間
・リード、トップロープなどでの総合講習 「ロクボク」 「アクティバ」
開始時間 終了時間 4時間
・ロープワーク講習 「ロクボク」 「アクティバ」
開始時間 終了時間 4時間
講習場所はスケジュールでご確認ください。
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内容 |
私達はフリークライミングだけでなく、冬期登攀、アイスクライミング、高所でのアルパインクライミング、更に山岳スキーも含め、それらを活かしての冬期登攀、アイスクライミング、雪山登山や夏山でのガイド、もちろんクライミング講習も行ってきました。
歩く登山のような当たり前の動きであっても、合理的かつ科学的な見解からの講習を行ってきました。
雪山登山ではトレースの後しか歩けない、従来のフラットフッティング主体のアイゼン歩行に「NO」を唱え、前爪を積極的に利用してノントレース、急傾斜でも行動できるより先鋭的な技術を提供してきました。
今回のクライミングジム講習でも、私達の山岳経験、ガイド経験、そして自身のクライミング経験を活かして講習を行います。
クライミングの動きや難しさを理詰めで検討し、合理的な説明と講習によって皆さんのレベル向上を目指します。
クライミングジムだからこそできる、あるいはクライミングジムでしかできない講習を行います。
クライミングの上達を目的に、内容を絞って行います。
ムーブ講習
ルート、課題を登るために教えられたり、人の動きを見て真似ることで登るのではなく、ホールドの位置や掛かり具合から自分でムーブを繰り出せるようになることがこの講習の目標です。
クライミングジムでは手足のホールドの位置が分かりやすいだけでなく、その向きや掛かりやすさが解りやすい事が外岩と大きく違う点です。
この特徴を活かして、クライミング特有の動き(ムーブ)の理解度、精度を上げることがこの講習の目的です。
ボルダ-壁を利用することで、私達(講師)、参加者ともに動きを近くで見ることができる為、講習の精度を上げやすくなります。
ステップ1
「蹴り足」と「引き手」によって、重心の移動と体の安定を求めるムーブはクライミングの動きの基本を学ぶ
この動きだけで、クライミング中の8割程度を占めます。
外岩が苦手な方は蹴り足の精度が低く、体を安定させられないためです。
そして蹴り足が使えない方は「引き手」の意識が低いためです。
遠くの手がかりをとるのが苦手な方、小さな手がかりを取りに行くことが苦手な方、ルートクライミングでパンプしやすい方、全てはこの蹴り足と引き手が使えていないためです。
ステップ2
「片足を切る」ことで、重心の位置(高さ)をコントロールすることを学ぶ
重心が上がってしまうと腕を曲げることに繋がり、指に力が入り過ぎてしまいます(指の保持力が落ちると、腕が曲がってくる現象はこの為です)。
そんな時は片足を切る(つまり外す)ことで、重心を下げる必要があります。
これによって腕が伸びた状態を保ちやすくなり、指の消耗を避けることができます。
また足を切って重心を下げる事で、壁に体が入りやすくなり指の掛かりを良くする効果もあります。
ステップ3
手がかりの掛かり具合によって正対と体のフリを使い分ける
体のフリと正対は、軸足に重心を載せる事を目的としている点で同じです。体のフリは回転で、正対は横移動で重心を軸足に載せる
動きと言えます。
掛かりの良い手がかりの時にはどちらの動きでも良いのですが、しかし手がかりが小さくなった時や掛かりが悪くなった時には、体のフリでは回転によって指を外に引っ張る動きが働いてしまい、手がかりが外れやすくなってしまいます。
そんな時には壁に沿った横移動によって重心を移動させる正対ムーブが有効です。
クライミングのムーブはこのような合理性を持って成り立っています。
先ずはこれらの基本的なムーブを理解し、繰り出せるようになることを目指します。
これでクライミングの95%以上の動きは身に着くはずです。
あとはフックやキョン(プッシュ)によって体の回転をいわば強引に止める特殊な動きを身につけて、精度と強度を上げることができれば5.12辺りまでは登れると思います。
リード、トップロープでの総合講習 初級〜中級(5.9〜5.12)
この講習ではルートや課題を通じてムーブの練度、精度、強度を上げることも目的ですが、「パンプしたら登れない」というクライミングではなく、「パンプしても登れる」クライミングを目指します。
参加者のレベルに合わせて、リード、あるいはトップロープでの講習を行います。
パンプやヨレで指の保持力が落ちた時にはよりムーブの精度を高めて、力ではなく体の位置で手がかりを利かす動きが必要です。
また、ルートクライミングは、ボルダリングと違い持久力が求められますが、これにはルートに取り組むための戦術とレスト技術が必要となります。
ここでは、登るためのムーブやロープワークはもちろん、ルートにトライして結果を出すための戦術の立て方や効果的なレスト方法も講習内容の一つです。
パンプはクライミングでは避けられません。
パンプするのは力を入れて保持している時間が長くなるとパンプしやすくなりますが、それはこんな時です。
・ルート中で行き詰まって「どうしよう?」と両手でホールディングして止まっている時間が長くなる。
・腕が疲れないようにと、レストを長くとりすぎる。
・重心が高くなりがちで腕が曲がってしまい、指に必要以上の力が入っている。
パンプを避けるために早く登るのは間違いではありませんが、登れるレベルが5.11程度までの方がこのようなクライミングをしてしまうと、むちゃくちゃな動きになってしまったり、動きの精度が落ちてしまう為、お薦めできません。
それよりもしっかりとムーブと戦術を固めて、精度を落とすことなく登る事が上達へ繋がります。
また、5.11程度まではオンサイトトライで頑張りすぎるのも同じ理由からお薦めできません。
ロープクライミングは高いところ登るため力が入ったままになりがちですが、戦術によって動きに緩急をつけ、ムーブの精度を上げることでパンプに対処しましょう!
ロープワーク講習 初級 中級
もし既にクライミングをしているなら、基礎的な確保はできているかもしれませんが、実際のクライミングでより安全、かつ相手が登りやすい技術までその練度を上げることが目標です。
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費用・集合 |
講習料金:7500円
集合場所
・クライミングスタジオ カメロパルダリス 現地(西川立川駅から徒歩5分)
・クライミングジム アクティバ 山梨駅
・クライミングジム ロクボク 小淵沢駅
集合時間
曜日によって変わりますので、日程表、スケジュールをご確認ください。
講習時間
4時間
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装備 ○・・・必ず必要 △・・・あれば便利 |
各コースで共通の装備
○クライミングできる装備一式
○健康保険証のコピー
リードクライミングを行う方(リードクライミングを行わない方は不要です)
○ご自身のロープ
○クイックドロー1本
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山岳ガイド ミキヤツ登山教室は、夏山、冬山ともに国内では八ヶ岳、穂高・槍ヶ岳、剣岳、北岳、小川山、瑞牆山など、海外ではヨーロッパのシャモニ、ドロミテで山岳ガイド、登山教室、雪
山教室、クライミング教室を行っています
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